告知など


2010-01-28 [Thu]

Kindle Storeで小説を出版・その後

まず、「漫画は出ているじゃん」という反論に対しては、「日本語でのtryをありがとうございます。他言語化に向けて頑張ってますので云々」という、事務的な返事が返ってきました。

次、最初のpublishは値段を$2.00にしてしまいました。10MBを越えるコンテンツは価格の下限が$2.99になっており、そこで別のキューに入ってしまったのかと思い、値段を変えて再度publishしてみました。

一晩たったら、今度は反応がありました。statusがReadyに変わっていました。

そして、Amazon DTPから「Alert from Amazon DTP」というsubjectのメールがきて、Amazon DTPでサポートしている言語はこれとこれとという説明があったあと、

As a result, we will not be publishing your title(s):

という、やんわりだけど明確なrejectの返事がありました。

これが、regulationの問題なのか、review processで日本語に対応できないという実務的問題なのかは分かりません。

確かに、画像にした文章は、検索も読み上げもできないので、Kindleの機能を活かせないという点でうれしくないのでしょう。しかし、僕としてはまずはゲリラ的であっても叩き台を提供することで、活性化ができないかという姿勢で挑戦してみたわけです。そういう姿勢が認められないというのは残念です。Appleみたいですね。

ということで、現時点での個人的結論は「なんか、こいつら、つまんねーの」です。

あ、ちなみに、画像化していないPDFやWordを送りつけるのは、本当の意味で迷惑でJapanese死ねと言われかねないので、みなさん、やめましょうね。

Amazonは前向きなのか

slashdotで、「日本語に対応していないけれど、数ヵ月のうちに対応」という返事にたいして「前向き」だとするコメントがありました。

僕はこれは全然前向きではなく、単なるお決まりの返事でしかないと考えています。

Amazonは以前からKindleの多国語化については今年後半にはという発言をしていますが、それがどの言語かは明言していません。おそらく、日本語は後回しでしょう。

日本語の版組はそれなりに大変です。禁則、ルビ、縦書での一部のフォントの回転、それに加えて、読み上げをどうするのかという問題があります。kakasiみたいなローマ字変換エンジンを組み込むなら辞書が必要ですし、簡単なのは本文とは別に発音データを組み込んでおくことですが、データ量が倍増します。

そういった諸々をAmazon独自で頑張るとはとても思えないし、それを頑張るなら、みんなれEPUBの日本語対応をきちんと考えたほうがよっぽど良いです。

Amazonにはあまり期待できそうにありません。

もっとも、漫画はacceptされるのであれば、そっち方面からどんどん攻めてみるという方法はあると思います。


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