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2010-11-06 [Sat]

「これでいいや」という注文

以前、twitterに書いたことでもあるんだけど。

たまにレストランで食事をしている時に、他の人が「○○でいいや」という注文のしかたをするのを見ることがある。失礼を承知で書けば、男女問わず年配の人に多い気がする。

この「○○でいいや」と口に出して言ってしまう感覚が、僕には理解できない。

食べたいものがその店にないのなら、別の店を探す努力をすればいいだけのことだ。それでも時間がない、場所がない、などの理由で手近な店に入ったのであれば、目の前に並べられた(その人にとっては)妥協案でしかないメニューを見ても、その中の最前手を選び、まずは満足するべきではなかろうか。

現状を受け入れ、その中で自分にとっての最適解を選択し、その選択を受け入れ、そして最大限に楽しむ。その上で、更に先を求めたければ必死であがけばいい。

たかが食事ではあるけれど、「○○でいいや」と注文してしまう人の言葉には、そういう姿勢が完全に欠如している感覚がするし、なにより「(自分の本意ではないけれど)○○でいいや」と言うことで、自分の選択に対する責任を放棄しようとしている風にすら受け取れる。

などということを、もにょもにょ考えてしまうので、隣でおばちゃんが「カレーでいいわ」とか注文していると、ちょっと待てとか本気で言いたくなってしまう。いや、言わないけど。

まあ、外食しなれていない人だと、行き慣れない場所で外食するだけでなんか恥ずかしいとか感じてしまうのは、昔の自分がそうだったので分からないではないけれど。


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