告知など
カクヨムにて連載中。
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2015-02-23 [Mon]
▼ 神様へのホットライン
息子、3歳8ヶ月。
息子は電話が大好きである。もしもしをしたがる。
家の固定電話も好きなので、スマートフォンが好きというわけではなく、電話が好きなようだ。
いつのころから、自分の携帯電話を持ち始めた。
それはどうやら、左の腰のポケットに入っているらしい。多分僕が腰のベルトにスマホをつけているから。真似しているのだろう。
何かイベントがおこると、その携帯電話を使って、どこかに報告する。
イベントというのは、楽しいことや、嫌なことや、定期連絡だ。
嫌なことがあったときにどこかに電話するのは、多分彼なりに気持ちを消化させているのだろうと思う。
楽しいことがあったときの電話も、彼なりに興奮を消化しようとしているのだろう。
定期連絡はよくわからない。
腰から電話を取り出して、ひとしきり意味不明なことを喋り、最後に「はーい」と言って、バイバイをする。
最近、意味不明な言葉の中に「パパパ(お父さん)」「ちゃーちゃん(お母さん)」という単語が聞こえたので、どうやら両親が元気でやっているかとか、何か口論していたとか、そういうことを報告しているような気がする。
ついでに言うと、誰に電話しているのかも分からない。どこか頭の上のほうに小さなおっさんがいるのかと思っていたけれど、妻に言わせると、生まれてくる前にいたところの神様に報告しているのではないかと言う。
まあ確かに、電話する時の口調は、実家に電話する時とも違い、明らかに用事や報告事項があるという様子なので、神様に電話して報告しているのだとしたら、つじつまはあう。
この子の神様は、いつ頃までこの子の報告を受け取ってくれるだろうか。