告知など
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2007-11-25 [Sun]
▼ スイーツ(笑)
スイーツ(笑)をはじめとして、(笑)をつけるとなんでもバカにした気分になるこの頃。「ベイビー(笑)」とか。
だがちょっとまって欲しい。
マジンガーZがボコボコにやられているところに、グレートマジンガーが颯爽と現れたのを見て、みんながいっせいに「グレート(笑)」とか言ったら、剣鉄也はどう思うだろうか。
TPOを考えるんだ。
▼ 初音ミクとクリスマス
えっと、ものすごい感覚的な話なのだが、今ニコニコ動画で「初音ミク クリスマス」で検索すると、60件弱しかヒットしない。どうだろう。想像よりも少ないように感じないだろうか。僕は感じた。
DTMマガジンの初音ミククリスマスコンテストは、専用のアップローダに上げる方法になっていて、最近アップロードされた40件のファイル名が見えるようになっている。その履歴を眺めていた記憶を辿ると、コンテストに応募しているだけでも100件くらいはクリスマスソングがあるように見える。しかしニコニコ動画に上がっていて、コンテストに出したと明言している曲は少ししかない。
# ちなみに僕がアップロードしないのは、画像作るセンスが自分にないのが分かっているから。
もしかしたら「DTMマガジンのコンテストに応募したから、そっちの結果が出るまでニコニコ動画にアップロードしないでおこう」という力学が働いていたりはしないだろうか。ちなみにDTMマガジンは、ニコ動にアップしたものを応募しても良いと言っている。
さて、ちと乱暴なロジックで考えてみる。
雑誌主催のコンテストというのは、ある意味古い価値基準でのお墨つきである。
ニコニコ動画に上げてみんなに褒めてもらえるというのは、新しい価値基準でのお墨つきえあるとしよう。
そうすると、新しい価値基準のしたでみんな遊んで爆発的に流行ったのが、そこに古い価値基準という権威が現れたらやっぱりそっちに飛びついてしまったという穿った見方ができないだろうか。
念のため書いておくと、古い価値基準を否定するつもりは全然ない。僕はコンテストの類とか、昔から大好きだし。それに、権威と言ってもDTMマガジン自体が所詮はマイノリティだし(むしろ、だからそれほどみんな反発しないのかもしれないし)。
しかし、「みんなでわいわいとやりながら混沌の中から作り上げる価値基準」と「権威ある何者かが審査することでauthorizeされる価値基準」とがあったとき、両者のバランスをどこに落すのかというのは、なかなか難しいと思う。今回のコンテストと、ニコニコ動画へのアップロードの動向は、観察していると面白いかもしれない。