告知など
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2010-04-21 [Wed]
▼ Smashwordsでの出版
Smashwordsという、オンライン出版サービスがあります。ここの特徴は、一つのソースファイル(残念なことにMS-Word形式が推奨)を元に、HTML、EPUB、mobiなどの複数の形式を自動的に生成して販売してくれることと、他の販売チャンネルと提携して、そちらでも販売してくれることがあります。
そして他のチャンネルの中には、iBookstoreも含まれます。つまり、Smashwordsで出した本は、iPadユーザにも届くことになります。
先日Kindle Storeで販売した「鋼の記憶を抱いて」ですが、Smashwordsでも販売してみることにしました。今回は画像には変換せずに、テキスト情報を残します。これは、Smashwordsサイト内のHTML表示がちゃんと日本語に対応していることと、UTF-8であれば、どうやらiPadや他のEPUBリーダは結構なんとなく日本語を表示してくれるためです。
登録は、普通にWordのファイルをアップロードするだけです。もっとも、僕はもとの原稿をテキスト+TeX風味のマークアップで書いているので、それを体裁を変えたテキストに変換し、OpenOfficeで読み込み、適当に見た目を整形するといった作業は必要になったのですが。
Wordファイルを作る場合、style guidelineがあるので、それを良く読みましょう。Copyrightの書き方など、注意する点があります。
アップロードして、致命的な問題がなければ、Smashwordsのサイトに並びます。他のチャンネルでも販売してもらうためには、Premium Statusの承認を得ないといけません。
日本語の小説をアップロードしたところ、段落が連続しすぎている云々という警告が出ました。
しかし、EPUBを試しにAndroidのリーダとFreeBSD上のFBreaderで読んだところ、問題があるようには見えませんでした。
# もっとも、EPUBにする場合、段落の最初のインデントをどう記述するかはちょっと悩ましい点なのですが
警告のメッセージに続いて「あなたの本は日本語で書いてあるんだね。Coolだ。どう読めているか教えて欲しい」とコメントが書かれていたので、そこに書かれていたスタッフのアドレスに、問題なく見えること、リーダーによっては文字化けがあるがデータとしては問題ない、という点を伝えました。
それから2〜3日して、Premium Statusの承認がおりました。そのうち、iBookstoreにも並ぶのでしょう。
ということで、Smashwordsは、システムの出来もさることながら、スタッフの対応も前向きでしかも話が通じるという点で非常に高く評価しています。
http://www.smashwords.com/books/view/13153 が、本のURLになります。