告知など
カクヨムにて連載中。
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2016-11-20 [Sun]
▼ この世界の片隅で
劇場アニメ「この世界の片隅で」を見てきました。
普通に正直に真面目にある種愚鈍に、大変なこともあり楽しいこともあり、それでも日々、少しずつ頑張りながら生きていく。
それだけのことが、今の僕はどうしてこんなに大変なのだろう、と思いながら見ていました。
また、この映画は「1945年8月6日広島」という日本人にとっては誰もが知っていてある種刷り込まれている日に向かい、経由する物語である。そういった背景を共有しているかどうかで、受け取り方は全然違ってくる。
この作品には、あまり説明がない。ただ、細かくて正確で丁寧な描写がある。見る側は、描写の中から読み取らなければならない。
ネタバレになるし、僕の「読み取り」が誤っているかもしれないので、細かなところで「これはこういう意味だよね」みたいなことは書かないが、描写されている色々なことが「あの時代はああだったんだな」ということばかりで、それは良いこともあるい良くないこともある。
ほんの数十年前の日本は、ああだった。
それから時間をかけて、色々なことを変えたり積み重ねたりして、今ができあがっている。
できあがった今が、数十年前の日本の問題を全部解決できているとは思えないし、全然よくなっていないこともある。それから目を背けるつもりはない。
だけど、せっかく作ってきた世の中は、簡単にこわしてはいけないよなあとは思う。