告知など
カクヨムにて連載中。
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2017-07-04 [Tue]
▼ 社会性の皮
色々小説などを読みながら考えた。
僕が持つ社会性とか常識的な生活とかってのは、実は空想の世界に近いところにある薄いレイヤーみたいな薄皮みたいなものなんじゃないだろうか。
自分の実体は空疎に近い何かで、そこに辛うじて薄皮がかぶさっているだけなんじゃないだろうか。
そのレイヤーは、しかし空想世界側にあるので、たとえば空想世界を小説のような形で具現化しようとするときには、ちゃんとレイヤーとしてかぶさってきて、社会性があるようなアウトプットになる。
でもそういう形でのアウトプットにならない、普段の生活の場合、薄皮のない空疎な自分をそのままみせざるを得ない。でも空疎なので、別にそれを見せることに何の感慨もないと言えばない。
こんなことを考えたのは、先日同窓会に行って、みんながあまりに普通に世間話をしていることに衝撃を受けたからかもしれない。他愛もない普通の話をするというのが、どうも僕はできないようだ。
それは欠陥なのかもしれないし、そういう仕様なのかもしれないし、少なくとも奥さんとは普通に話ができるので、それだけで生活する上で用は足りるから気にする必要のないことなのかもしれない。
でもまあ、みんなすごいなあえらいなあとは思ったのだ。
そう考えた時に、自分の社交性とか社会性とか、そういうものが当たり前にある日常というのは、ひどく脆弱で薄いフィルムのような形をしているイメージが浮かんだわけだな。
多分このイメージはそんなに間違っていない気がする。