告知など
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2018-12-28 [Fri]
▼ 変化
2018年が終わろうとしている……。まあな。
年末に息子が真珠腫性中耳炎で入院した。その付き添いのために病院に向かうバスの中で、3歳くらいの子供と、その祖父とおぼしき男性の組み合わせを見かけた。おじいさん(と言っても多分50代で見るからに元気だったが)が子供を膝の上に乗せていた。子供はまだたどたどしいながらも景色を見ながら色々と喋っていて、おじいさんは相槌をうったり相手をしていた。
その姿が、自分と、自分の祖父と重なった。
僕は祖父母の家に頻繁に出入りしていて、おじいちゃん子で、日曜日になると祖父に近所のデパートの屋上に連れて行ってもらい、ひとつだけ乗り物に乗せてもらっていたりしていたそうだ。幼稚園に入る前のことなので記憶はないのだが、日曜日の朝は基本的に二階に住んでいる祖父母のところにいって、テレビを見たりお菓子をもらったり朝食を食べたりしていた。
父親になった僕は、子供を見る大人の気持ちが少しは分かる。あの時の祖父も、同じような気持ちで僕のことを見ていたのかもしれない。
どうしてか親や祖父母に孝行しようと思ったことがない。というか、孝行という概念がいまひとつピンとこない。そんな自分を申し訳ないと思っていた。
だから、せめて楽しく元気に生きていようと思ってきた。僕が楽しく生きていると、ついでに世の中も良くなるような立ち位置にいるのが、間接的に孝行になるんじゃないかと思ってきた。それは両親祖父母だけでなく、僕を育ててくれたすべての人への恩返しだ。そして結構うまくいっていた。
だが、なんか違うなと思うようになった。楽しくないな、と。それが続いた。これはおかしいと思った。
だから、立つ場所を少しだけ変えることにした。
色々あったが、今のところ新しい立ち位置の居心地は悪くない。それが2018年の変化だ。