告知など
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2015-07-08 [Wed]
▼ イクメンというファッション
この記事「小島慶子 そこのパパ、女と同じ轍を踏まないで!」なんですけどね。
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=5449&page=3
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内容にはほぼ同意します。うん。良い記事だと思います。
その上で、つらつらと思うこと。
この記事で提起している問題を整理すると以下2点になるかと思います。
1)イクメンをファッショナブルにしようという考えはストレスを増やすだけ
2)イクメンはこうでなければならないという考え方は、一部の女性が陥ったものと同じ「見られる育児」という発想と、同調圧を生み出し、イクメンが疲弊する
1)については、「「俺は汚いイクメンにはならない。ファッショナブルなイケメンになるんだ。むしろみんなもなろう」っていうタイプもいるんじゃないかと。ファッション誌におしつけられるのは外圧になるけれど、そういう人はイクメン関係なくファッション外圧に踊らされて、それが楽しいのであれば好きにすればいいじゃないと思うのです。むしろファッショナブルになったほうが元気かもしれない。
この点については、チェックのネルシャツ文化で育った僕からは想像の範囲外ですが。
ただ、ファッショナブルを強要されるのは嫌だなあ、と思います。
そして、この「強要」というのが同調圧力に変化しがちです。
2)の「イクメンはこうでなければならない」というのは圧力ですね。他者からの圧力かもしれないし、自己イメージからの圧力かもしれない。
そこには誰かの目が存在するわけで、それは「見られる育児」となり、疲弊するのは分かる。
ただし注意しないといけないのが、同調圧にしばられた仲良しグループが大好きな人というのが、男女関わらず一定数存在するということです。
元記事が会員登録必要なので、直接引用できないけれど、最後のほうの結論は「見られる育児を負担に思うコミュニティーに、圧力に屈しないパパが入ってきて、そこのママの常識を壊して欲しい」という感じ(こうまとめると若干原文とニュアンスが違う気がしてきたぞ)なのですが、そういうわけで、壊して欲しくないと思っている人もいることは認識しておいたほうがいい。
まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね。
なんとなく感じているだけなのですが、今の日本の状況で、PTA活動ができる親って、傾向としては仲良しグループが好きな種類の人な気がするんですよね。それは多分パパも同じ。というか、IT業界にいると感覚が鈍くなるけれど、世間の多くの人はどうやら仲良しグループが好きみたいです。IT業界みたいに「え?飲み会って、勉強会とかイベントの打ち上げのことでしょ?」ってことはない。
PTAのようなコミュニティの難しいところは(などということをまだPTA活動していない僕が書くのはどうかと思うが)、バックグラウンドが全然違う人(親)が一緒になって何かをしようとする点だと思います。
子供という共通のモチベーションはあるけれど、やりかたってことになると、全然違う。
だから、そうねえ、簡単に「コミュニティーに入っていて、常識を壊して欲しい」と言われても、難しいねえと思うのです。
まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね(二度書きました)。
ところが、相手のやりかたを尊重しつつ、調整しつつ、うまいこと物事を進めることができる人ってのもいるんですよね。そういうの、僕は真似できないし、したくもないけど、尊敬はします。
無理に壊そうとしなくても、そういう人がうまく仲介に入って、ソフトランディングすればいいんじゃないかなと思います。
まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね(三度書きました)。