告知など
カクヨムにて連載中。
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2010-03-25 [Thu]
▼ 「伊藤計劃Project Goes on...」
2007年に横浜で開催された、世界/日本SF大会Nippon2007で、テッド・チャンのインタビューに出るべく並んでいたところ、ある編集者に「今年デビューしたSF作家」さんを紹介された。
その人は杖をついていて、帽子をかぶっていて、にこやかな人当たりのいい笑顔の人だった。
並ぶ列の関係でほとんど挨拶もしないままに離れてしまったのだけれど、なんかずっと気になっていた。
その人の名前を、今日知った。
伊藤計劃さんだった。
あの時、ちゃんと挨拶して話をしておいたら、何かが起こったのだろうかなどという、意味のないことを考えてみたりもする。
青山ブックセンター六本木店で行われた、「「大森望のSF漫談」番外編 「伊藤計劃Project Goes on...」」に行き、このところ考えていることが更に強化された感じだ。
結婚してからというものの、奥さんと一緒にいると、楽しくて幸せで楽で心が休まる。でも同時に、もっと自分を追い詰めろと言う気持ちが自分の中から沸いてくる。もっと自分を追い込まなければいけないという気持ちになる。
苦しいのは嫌なのに。追い込まれて身動きとれなくなる苦しみは散々経験したくせに。
何かが僕を駆動する。それは脅迫などといった確固とした言葉にできない、もっとあいまいな何かだ。
僕は何をやっているのだろう。何を求めているのだろう。